32歳無職男の日記

32歳無職貯金なしのおっさんの独り言。

この家で過ごす最後の夜に書いておくこと

彼女と同じ家で暮らす、最後の夜。


子供と同じ家で暮らす、最後の夜。



今まで書けなかった私の状況を書いておく。



自分がこの家で過ごす最後の夜だけど、子供にはそのことは言っていない。


いい年した大人が、自分勝手に遊んで、不倫して、一緒に暮らし始めて。

彼女が妊娠して、堕ろして、徐々に関係が冷えていって。

転職して、失敗して、クビになって。

彼女の浮気を疑って。


要するにこういう事情を抱えていたのだけれど、本当に自分ってクズだな。


子供には本当に、申し訳ない。自分勝手な大人の自分勝手な行動に巻き込んでしまった。

ちゃんと父親になることはできなかったけど、でも、大好きだった。愛していた。

しんどい時、どれだけ彼の元気さや無邪気さ、笑顔に救われたかわからない。ワガママにイライラすることもあったけど、素直で優しい、他人を思いやることのできる子だ。

何も言わずに去るのは苦しい。苦しいけど、受け止めなければならない。



そして、名前をつけてあげることもできなかった、堕ろしてしまった子にも本当に申し訳ない。自分勝手な大人が自分の身かわいさに、光を見せてあげることもなく殺してしまったんだ。


だから、自分がこうなったのは因果応報なんだ。

まだまだこんなもんじゃないのかもしれない。これから先、まだ報いを受けてゆくのかもしれない。

正直、今は人を恨んだり、怒りの感情に飲み込まれたりもする。


でもそれを受けきらなければ、それに耐えきらなければ、自分が存在する価値はなくなる気がする。


自分勝手に、無責任な行動をして、失敗して、嘆いて。なんて甘いんだろう。


この世に出してあげられなかった子供がいたことを、忘れてはいけない。何も言わずに去ってしまう罪を忘れてはいけない。

忘れずに、生きていかなければならない。